遊技場メダル自動補給装置工業会は11月22日、都内ホテルで第24期通常総会を開催した。
冒頭、大泉政治理事長は「いままでパチスロは比較的元気がよく業界を引っぱってきたが、ここにきて少し陰りがでてきた。この1年間、前年比でメダルの補給器具の出荷が約20%減少している」と述べ、最近のパチスロ市場の頭打ち感を危惧。その上で、ホールの環境づくりに貢献できるよう、騒音対策や研磨・洗浄の向上、安価なシステムの供給などを会員各社に要望した。
事業報告では24期のパチスロ向け補給器具等の販売総数が22万5080個で、前期比19.5%減となったことが報告された。
このうち補給器具の販売は25φ向けが7万6040個、30φ向けが6200個で合わせて8万2240個(前期比17.8%減)。この他、回収器具が3万5040個(同36.8%減)、また前期5月1日から販売を開始したメダル貸機向け器具が2万5760個(同150.5%増)。
25期の器具等の目標販売個数は、パチスロの増設が見込めないことや増税による影響等を考慮し、今期比20%減の18万3390個とした。
また、総会後の懇親会では、日電協・里見治理事長、全日遊連・青松英和理事長、日遊協・庄司孝輝会長の3氏が来賓挨拶を述べた。