都遊協では震災後、ガレキ撤去等のボランティア隊を派遣してきた石巻・湊地区を引き続き支援する目的で、「PIVOT基金 石巻こども支援プロジェクト」を立ち上げており、今回の寄贈はその一環。同プロジェクトは、組合店舗内の募金を「PIVOT基金」に集約し、石巻市内の小中学校、保育園、幼稚園等に必要な備品等を寄贈するもの。
湊小学校は津波被害が大きく、現在も住吉中学校を間借りして学校生活を送っている状況で、今後の学校再編計画も不透明という。
同校に寄贈したマーチングキーボードは、寄贈式に先駆けて、2月28日にイオン蛇田店で行われた鼓笛隊パレードで使用され、佐々木丈二校長は「学習環境が整わなくても、“希望の道を 一歩踏み出せ みなとっ子”のスローガンを実現するため、何か目標を持たせてやりたいとの思いから実現したものです。演奏し終わった子どもたちの晴れやかな表情に、充実感を感じ取ったのは、校長のひいき目だけではなかったと思います。本当にありがとうございました」と、感謝の気持ちを表した。
日野青年部会長は「復興にはまだまだ時間と費用が必要だと感じており、全体からみれば非常に微力ですが、組合員の協力の下、できる限り続けていきたい」と、継続支援を約束した。
なお、同プロジェクトでは今後、湊中学校にバスケットボールゴールを寄贈することが内定している。