アミューズメント用モニターは、当初予定の販売台数はほぼ達成したものの、パチンコ遊技機の市場規模が縮小していることもあり、前年同期の販売台数には及ばず、売上高は123億9400万円(前年同期比29.1%減)で推移している。
一方、コンピュータ用モニターは、下期に入り欧州市場における景気減速や歴史的なユーロ安に伴う価格競争力の低下により販売は低調に推移。また国内においても、景気の先行き不透明感等からくる設備投資への抑制傾向により販売が減少したことから、売上高は236億4600万円(前年同期比10.7%減)となっている。
なお、同社では第3四半期連結会計期間において投資有価証券売却損を計上したことと、法人税率の変更に関する法律が公布されたことに伴い、繰延税金資産を取り崩したことにより、2012年3月期通期連結業績予想の修正を発表している。
2012年3月期通期連結業績予想
売上高600億円(前回予発表想から変更なし/前年比8.0%減)
営業利益30億円(前回予発表想から変更なし/同41.8%減)
経常利益28億円(前回予発表想から変更なし/同46.8%減)
当期純利益12億円(前回予想比25.0%減/同66.2%減)