パチスロ設置台数は2007年10月の完全5号機を前に、すでに減台基調で推移していた。2007年10月の完全5号機を契機に減台幅は拡大、翌2008年から月間の減台幅は徐々に縮小に向かったものの、それでも2010年6月まで3年半にわたって減台を継続、125万3175台まで減少した。
しかし2010年7月から増台に転じ、東日本大震災が発生した昨年3月を除いて連続増台を更新。そして昨年12月には、大型タイトルの投入にけん引されたこともあり、それまでの月間増台記録だった前年12月の1万2392台を倍近く塗り替えた。2010年7月の増台転換以降、月間の“万台超え”は今回で2回目。
営業店舗数も昨年8月以来4ヶ月ぶりに前月比で増えていたことが報告されている。
営業店舗数は昨年7-8月と統計開始から初めて2ヶ月連続の前月比増を示した。だが翌9月になると再び減少に転じ、以降3ヶ月連続で減り続けたが、12月になってそれがストップ。前年比11店舗増の1万1316店舗に押し上げている。2011年中に営業店舗数が前月比で増えたのは7-8月に次いで今回で3回目。11店舗の月間の増加幅は2011年中では最高だった(7月・5店舗増/8月・2店舗増)。
一方、パチンコ設置台数は前月比7168台減の286万2105台。3ヶ月連続の減台推移となった。前年同月比では6万4793台(2.2%)の減台。