主力となる遊技機事業では、パチンコ機は当期主力タイトル『パチンコ北斗の拳』シリーズ(サミーブランド)が市場から高い評価を受け、20万台を超える販売を記録。その他のタイトルも堅調に推移したほか、新たな試みとして、顧客ニーズの多様化に対応する新たなゲーム性を搭載した『デジテンシリーズ』を投入し、パチンコ遊技機全体では34万3188台(前期比1万6983台減)を販売した。
一方、パチスロ機は『パチスロ蒼天の拳』(サミーブランド)、前期に発売した『新鬼武者』(ロデオブランド)が堅調に推移。パチスロ機全体では前期実績を大幅に上回る30万2270台(同13万9338台増)となった。また、液晶を中心としたリユース(再利用)等に取り組んだ結果、利益率も改善。
この結果、遊技機事業の売上高は2122億9300万円(同32.1%増)、営業利益は642億8400万円(同117.9%増)となっている。
なお、次期(平成23年4月〜平成24年3月)について同社では、パチンコ機45万5000台(前期比11万1000台増)、パチスロ機29万台(同1万2000台減)の販売を見込んでおり、連結売上高は4500億円(前期比13.4%増)、営業利益は600億円(同12.7%減)、経常利益は590億円(同13.4%減)、当期純利益は330億円(同20.5%減)を見込んでいる。