「ひぐらしのなく頃に」は、架空の村落にまつわる因習を軸に謎の連続怪死事件が巻き起こるというストーリー。同人ゲームを端緒にドラマ、マンガ、アニメ、映画など様々なシーンを席巻し、今なお絶大な人気を誇る。そんな強力コンテンツとのタイアップ機だけに、プレス発表会には業界マスコミだけでなく様々なジャンルの報道陣が詰め掛けた。
プレス発表会で同社の大泉秀治副社長は、「パチスロ市場は最悪期を脱し、緩やかだが上昇基調にある」と市場動向に触れながら、「そのタイミングで熱狂的なファンを持つ作品を起用した新機種をリリースできるのは非常に良かった。2年の開発期間をかけ、細部にまで筋の通ったパチスロ機になったと自負している」と述べ、新機種への自信のほどを窺わせた。
その後のファン向け試打イベントでは、開場前から施設を取り囲むように長蛇の列ができあがり、試打会場は立錐の余地もないほどの人だかりとなるなど、同作品に対する圧倒的な支持の高さが窺えた。
新機種『パチスロひぐらしのなく頃に祭』は、ボーナスと完走型RTのループを軸としたシンプルなゲーム性。「疑心暗鬼モード」と名付けられたRT(純増約0.75枚/G)はBB後に必ず突入するほか、RB後のチャンスゾーン「運命分岐モード」中のベルorチェリー入賞でも突入。1セットのゲーム数は30・50・90の3種類で、RT消化後には再び運命分岐モードに移行するためボーナスの連続性にも期待が持てる。
RT突入時は目押しによってRTゲーム数のレベルアップに挑戦できるなど、プレイヤーの技術しだいで出玉が変わる仕様も盛り込んだ。ボーナスは「オヤシロBB」(純増307枚)、「BB」(同216枚)、「RB」(同約48枚)の3種類。
なお、同機の発売にあわせてPS2版のシミュレーションソフトが4月下旬に発売されるほか、PC向けオンラインホール「777TOWN.net」でも5月から同機の配信が予定されており、メディアミックス展開も行われる。