日本遊技機工業組合(日工組)では4月1日以降に型式試験申請したパチンコ、パチスロ機全てにセキュリティ強化を目的としたICタグ封印シール貼付を実施していることを明らかにした。
封印シール貼付は2007年秋より三洋物産が先行する形で実施しているが、日工組では「不正改造されにくく、不正を発見しやすい遊技機づくり」の一環として、昨年12月に全組合員がシール貼付を義務付けることを決定。同月より封印シールの発給業務をスタートしている。
封印シールは主基板ケースの上蓋、下蓋を合わせる部分に1カ所貼付。シールによりID番号と主基板の「紐付け管理」を行い、ICリーダーを通じてパソコン上での管理が行えるなどパーラーでの点検確認がしやすくなる点が大きな特長となる。ただし現時点では「ICリーダーの販売チャンネル、価格は未定」(中川尚也事務局長)となっており、日工組では早期導入に向けた協議を行う方針という。