遊技機巡る環境を、新機種、不正等から考察

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 (株)ピーマップスでは5月14日、都内で第8回機械研究会を開催した。

 第1部では同社取締役で、コンサルティング等幅広い活動を行っているチャーリー湯谷氏が「今後のパチンコ・パチスロ入替戦略を考える」をテーマに講演。

 有力機種でも導入1ヶ月で稼動が落ち込む現状について「入替頼りのビジネスモデルを見直す時期にきているのでは」と警鐘を鳴らす一方、「機械代に比べ人材育成に割く予算は圧倒的に少ないが、差が付くのはこうした分野。遊技機はお金さえ出せば購入できるが、良い人材はお金だけでは手に入れられない」と、今後充実を図るべき分野として人材を挙げた。

 第2部は同社執行役員、本田正豪氏による恒例のゲージ解説。注目される新機種について解説した他、最近増えつつあるアクリル板ゲージについて、そのスランプ特性等を説明。また、第3部では(株)光球遊の佐藤啓介氏が、最近特に目立つ感のある電波による不正賞球払い出しゴト、ユニットに対する不正賞球払い出しゴトについて、両者の違い、不正実行時のデータへの影響等を解説した。

 第4部では、同社最高顧問で(株)蛭川代表の蛭川直樹氏が「環境が違えば好みも変わる」と題し、メーカー、パーラー、遊技者など立場の違いによる視点の変化について考察。

 同氏はかつて遊技機メーカーにて開発、版権交渉、申請業務等に従事、その経験を生かし現在コンサルティングの分野で活躍中。遊技業界には多くの規則、規制が存在するが「だからこそ、多くの企業が大きな混乱もなく共存できている」とその有用面についても説明した。

 同研究会は毎月1回のペースで、無料にて開催されている。

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