警視庁新宿署は11月6日、パーラーで使われていたパチスロ機を不正に改造し、賭博をした常習賭博の現行犯で新宿区歌舞伎町にある『No-1』の店長(29)ら3人を逮捕した。時事通信社が報じた。
同日、客として遊んでいた飲食店店長の男(24)ら6人も単純賭博の現行犯で逮捕され、全員が容疑を認めているという。同店は9月11日の開店以降、1日当たり約70万円を売り上げており、約2ヶ月間で4000万円近くを稼いでいたとみられる。歌舞伎町では、今年9月11日にも違法パチスロ営業が摘発されていた。
一方、11月2日には仙台市でも同様の摘発事件が発生。宮城県警生活環境課と同・仙台中央署は同日、旧規則上のパチスロ機(4号機)を使って賭博行為をしたなどとして、仙台市内の繁華街・国分町の『BAR7』の従業員(42)と客2人を常習賭博容疑などで逮捕した。パチスロ機による賭博行為の摘発は東北地方で初という。産経新聞が報じた。
調べによると、従業員は2日午前1時半ごろ、『BAR7』に設置した計27台の4号機で1点あたり40円に設定して客に賭博をさせた疑い。生活環境課などで売上金の流れを調べている。
なお、こうした違法パチスロ営業は俗に「地下スロ」「闇スロ」などと呼ばれ、全国の繁華街などを中心に増加している模様だ。