今回のキャンペーンについて同社では、現在業界が挙げて取り組んでいる「手軽に安く遊べるパチンコ・パチスロキャンペーン」の一環に位置づける方針で、会見に出席した沖代表取締役は、「10月21、22日の両日にわたって開催されたキャンペーンイベント展示会に弊社も参加したが、この趣旨に基づいて、弊社も独自のキャンペーンを展開することになった」と説明。とくにファン拡大の観点から広く一般にパチンコを強力にPRしたい考えを強調した。
具体的には今秋全国3大都市(東京、大阪、名古屋)で開催されるラジオ局やテレビ局主催のイベントに協賛する形で特設ブースを出展。180センチ×240センチの巨大スマートボールやパチスロゲーム機を設置し、実際にゲームへの参加を呼びかけるもので、当日は景品も用意される模様だ。ただしキャンペーン対象機種は設置されない。今回同社が協賛するイベントは、東京会場のニッポン放送主催の「THE ラジオパーク2006 in 日比谷」(11月3、4日)。大阪会場のラジオ大阪主催の「OBCラジオまつり」(11月23日)。そして名古屋会場の東海テレビ主催の「東海テレビまつり2006」(11月4、5日)となっている。
一方、キャンペーン対象機種の一つ『CR女の華道RSM』は爆走ルート241の後継機にあたり、セブン機リーチのドキドキ感と羽根モノが持つワクワク感の両方を兼ね備えているのが最大の特長。盤面下部の左右、中央に配置された3つのスタートチャッカーに入賞するとデジタルが始動し、「77」が揃えば16Rの大当たりとなる。またリーチが外れてもその後役物の羽根が3回開放され、大当たりへの期待感が持続されるため、左7図柄の停止(リーチ)がゲーム全体の流れの鍵を握るストーリー性になっている。ちなみに通常時、左7図柄以外のリーチで羽根は1回開放される。
役物内の入賞ルートは2つ。8つポケットの回転体のある左廻りルートと、5つポケットの回転体のある右廻りルートに分かれ、Vゾーンはそれぞれの回転体ポケットの一つずつに設けられている。ラウンドは16R(40%)、7R(25%)、2R(35%)の3通りに振り分けられている。
もう一つの『CRダンスブレイクEH』は現代風にアレンジを試みた一般電役。パチンコの伝統的なエッセンスである「役物の連動」が楽しめるロースペック機で、中央役物への進入を出発点にそのストーリー性は構築され、進入後は上段2つ穴クリーンを経由、2つの大当たりルートから大当たり入賞口(Playチャッカー)への入賞を目指す流れだ。大当たり発生後は中央上部のセンターチューリップが開放、これに入賞すると中央下部の上段アタッカー→下段アタッカーという順でアタッカーが連動開放され、この間にPlayチャッカーに入賞すれば連動が延長される。
なお、今回のキャンペーン機種について同社では、とくに生産ロットを決めずに、随時、受注に応じて生産していく構えだ。
トップ導入は11月20日から。