大手セキュリティシステム会社でパチンコパーラー向けのセキュリティ分野でもトップクラスの実績を持つI・T・Aヴィデオ・サービス(株)(大阪府堺市・和田栄一社長)は6月23日、大阪地裁に民事再生法を申請し、保全命令を受けた。負債は金融債務約108億円を含め約126億円の見込み。帝国データバンクがWebサイト上で報じた。
同社は05年5月期の売上高は約58億6200万円を計上していたが、株式投資を手掛けていたところ、株価の下落に伴って多額の含み損が発生。今後の株価下落も予想したうえで、本業部分への影響を回避し、事業再生を目的とした措置に踏み切った。
なお、今後はDIPファイナンスとして SBIキャピタルソリューションズ(株)が約30億円の支援を行うことを表明している。