日本ゲームカード(株)は6月12日、東京全日空ホテルで「おサイフケータイ」でパチンコができる次世代システム『Luterna(ルテルナ)』の発表記者会見を開催した。
同社は昨年秋に、金額がチャージされた「おサイフケータイ」で遊技用のICカードが購入できるシステム『e-mon(イーモン=エブリマネーサービス)』を発表したが、今回の新製品は、この仕組みをさらに発展させ、『e-mon』に現金を登録・チャージした「おサイフケータイ」を、対応するCRユニット、メダル貸機『Luterna』にかざすだけで玉やメダルの貸し出しサービスが受けられるようにした。
今回発売された「おサイフケータイ」対応型のCRユニット、メダル貸機は、使用媒体を従来のICカードからICコインに変更。ユニットは1000円から1万円までの4券種を入金可能、ユニット内部には9枚までコイン貯留可能で、残額精算もOK。
発表に際して岩井慶一専務が、「スイカ、エディなど携帯電話による電子マネーサービスは目覚ましい勢いで伸びている。今回のサービスは弊社の実力を総結集し、独自に開発したもの。ファンの利便性のほか、セキュリティも充分。パチンコホール向けのカード事業のリーディングカンパニーの役割を果たしていく」と意気込みを語った。