両機種共通の特徴が「1」と「6」、2つの設定しか持たない点。この点に関し同社では「型式試験は設定、規定数ごとに行われる。設定数を少なくすることで試験の施行回数を減らし確率の暴れによる不適合の要素を排除、これによりギリギリのスペックを攻めることができる。また、5号機ではボーナス確率に設定間の格差が設けにくく、あえて設定を6段階用意するメリットもない」と採用の理由を説明した。
今回発表された2機種のうち、『サクラ大戦S2』はボーナス比率の上限にこだわった設計で、ビッグボーナスは純増約370枚のスーパービッグと、純増約275枚のノーマルビッグの2種類。ボーナス確率は設定1がBB1/334、RB1/873、設定6がBB1/282、RB1/819となっている。
一方、『デビルマン3』は業界初となる「小役、ボーナスの同時抽選」を採用。これは5号機より認められた規定で、同機の場合チェリー、スイカ、1枚役の3役に関しては小役単独フラグの他、「小役成立、かつボーナスも成立」というフラグが存在(例えばスイカ、赤7同時フラグ成立なら、スイカを狙えばスイカが揃うし、赤7を狙えば赤7が揃う)。これによりプレイヤーに対し、小役成立時にもボーナス成立の期待感を抱かせることが可能となった。
また、同機ではビッグボーナス終了後100ゲームのリプレイタイム(デビルゲーム)に突入するが、これは途中でボーナスが成立しても揃えなければ100ゲーム継続する仕様。デビルゲームの最終数ゲームではバトル演出が発生し、デビルゲーム中にボーナスが成立したか否かをプレイヤーに告知する。ボーナス確率は設定1でBB1/426、RB1/1365、設定6でBB1/368、RB1/1024。
納品日は最速で『サクラ大戦S2』が10月30日、『デビルマン3』が11月6日、東京では両機種とも11月13日から。