日遊協近畿支部、不正機追放を強調

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 日遊協近畿支部の平成16年度総会が4月21日、大阪市内のホテルで開催され、山川暉雄支部長が不正機問題に懸念を示し、今後も不正機追放に積極的に取り組んでいくことを表明した。総会後のセミナーでは、同支部セキュリティ部会が最近のゴト事犯の傾向と対策を報告した。

 冒頭、山川支部長は昨今の不正機関連事案を振り返り、「全国的に、また組織的に不正機が蔓延していることに心を痛めている。大阪府遊協では不正機撲滅を宣言し、日遊協近畿支部のセキュリティ部会にも協力要請があった。その後、府内の不正情報を収集し、店舗に立ち入り調査できる体制をとっているが、こうしたことは他産業と比べても恥ずかしいことだ」と指摘。そのうえで、近畿支部では「今後も発展的に取り組んでいきたい」と不正機追放を改めて強調した。

 また来賓の大阪府警生活安全部・川城清憲保安第一課長も不正機問題に触れ、「不正機については外国人組織が絡んでいるといわれ、警察も取締りに取り組んでいるが、不正な部品や器具をつくる業者が減らない。なかにはホールの人も不正に手を染めていると聞いている。業界では健全化のために一丸となって立ち向かうことを目標にしているが、ぜひ努力してもらいたい」と要請した。

 総会ではその他、大阪府内でパーラー経営する福井章氏が副支部長に推薦され、満場一致で承認された。

 総会後のセミナーでは、チェーンストアー経営に詳しい(有)シム・インターナショナルの宮本正暉代表が「大手ビッグチェーンにみるパチンコ経営近代化について」と題して、日本のチェーンストア経営の現状等を説明。また、日遊協近畿支部のセキュリティ部会が最近の遊技機のゴト事犯傾向とその対策などを報告した。

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