【おしえて亀山先生!人が辞めない処方箋 #6】これまでの振り返りクイズ 半年間の処方箋、届いていますか?

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半年間、お付き合いいただきありがとうございます。

この連載では、メンタルヘルス不調による離職をどう防ぐかをテーマに、5回にわたって処方箋をお届けしてきました。「読んだときは、なるほどと思った。でも日々の営業に追われて…」──そう感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は少し趣向を変えて、これまでの5回分を振り返りながら、ちょっとしたクイズ形式で整理する回にしたいと思います。
これまでの5回のつながり──「知る → 気づく → 声をかける → 繋ぐ → 支える」

5回分の処方箋を並べてみると、1本の線で繋がっています。

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第1回「休職の罠」──主治医の「復職OK」と、産業医の「職場復帰OK」は別物。この構造的なズレを知ることが出発点でした。

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第2回「眠気の正体」──夜勤や交替制勤務での眠気は、気合いでは防げない。人間の体として当然の反応。まず正しく知ることの大切さ。

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第3回「2週間ルール」──「眠れない」が2週間以上続いたら産業医へ。不眠はうつ病リスクを2・3倍に高める。現場でいち早く気づくための、最もシンプルな判断基準。

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第4回「ラインケア入門」──気づいた後の声のかけ方。「最近よく眠れてる?」と体調を切り口に、「いつ頃から?」だけを聞く。解決しようとせず、受け止めて、専門家に繋ぐ。

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第5回「職場の受け皿」──産業医に繋いだ「その後」。意見書の活用、三者での役割分担、シフト管理による睡眠の確保。「繋いだら終わり」ではなく、職場の環境を整えて支える。
「知る → 気づく → 声をかける → 繋ぐ → 支える」。この5ステップが、メンタルヘルス不調による離職を防ぐための基本ラインです。

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ここで、ちょっとしたクイズを用意しました。
これまでの5回の内容から5問。それぞれ○か×か、考えてみてください。

いかがでしたか?

厚生労働省の調査によれば、メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所は全体の約6割。「知っている」と「できている」の間には大きな溝がありますが、それはどの職場でも同じです。
5つ全部を一度にやろうとする必要はありません。まずは1つだけ。おすすめは最もシンプルな第3回の「2週間ルール」。「眠れていますか?」と聞く。それだけで職場のメンタルヘルス対策は動き始めます。

すべてを一人で抱え込む必要もありません。店長の役割は「気づいて、声をかけて、繋ぐ」こと。その先は、産業医や人事と一緒に考える。

【これからは】
これまでの5回は、目の前のスタッフ一人ひとりへの対応が中心でした。次回からは視野を少し広げます。復職支援の具体的な設計、ストレスチェック制度の活用、そして「弱音を言える職場」をどうつくるか。個人への対応から、組織の仕組みづくりへ。引き続きお付き合いいただければ幸いです。

今日の「処方箋」

5つの処方箋を「自分の職場の話」として読み直す。まずは1つ、「2週間ルール」から始める。

◆プロフィール
亀山 嘉志人(Yoshito Kameyama)
株式会社torchi 代表取締役社長
医師・産業医・労働衛生コンサルタント。「スタッフの突然の休職」「採用してもすぐ辞めてしまう」といった業界特有の「人の問題」を、産業医の視点から解決する専門家。経営者の悩みに寄り添い、従業員の健康管理を通じて「人が辞めない、強い組織」作りをサポートする。企業研修や顧問契約に関するご相談は下記まで。
【連絡先】info@torchi.net

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