㈱サイエンスアーツはこのほど、同社が提供するインカムアプリ『Buddycom(バディコム)』に、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策機能「セーフティーサポート」を新たに実装することを発表した。
カスハラとは、顧客から従業員に対する理不尽な言動や要求などの迷惑行為を指し、接客業やサービス業を中心に深刻な問題となっている。精神的な負担による離職や労働生産性の低下が社会課題化するなか、『Buddycom』の新機能は、現場の従業員を守る実用的なツールとして期待されている。
『Buddycom』は、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、インカムのように音声など(テキスト、動画の共有も可能)による多人数同時コミュニケーションを可能にするプラットフォーム。
新たに開発した「セーフティーサポート」では、まず第1弾機能として、従業員がボタンを1クリックするだけで、あらかじめ設定されたグループに緊急通知を発信できる。この通知には録音された音声、リアルタイムで文字起こしされたテキスト、現在地の情報が自動的に添付される。
さらに第2弾機能として、AIによる常時音声分析によってカスハラを検知した場合、同様の緊急通知を自動で発信する仕組みも開発中。通知を受けた従業員は、MAP機能で現場の位置を特定しながらやり取りの内容を把握し、即時のサポートが可能となる。
この取組みはすでに注目を集めており、7月21日にはテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」にて、セーフティーサポートの機能が紹介された。同社では現在、無料トライアルを先着20社限定で募集しており、専用フォームから申し込みが可能となっている。
株式会社サイエンスアーツ
https://buddycom.net/safetysupport-lp/