毎年夏に行う恒例のフォーラム。今回は、遊技機を取り巻く動向について、パチンコビレッジの村岡裕之代表取締役がセミナーをおこなったほか、今後の消費税率の引上げや次世代遊技機、新札対応などを見据えて、設備機器の動向を把握できるように、設備メーカーによる合同ミニ展示会を開いた。
村岡氏のセミナーでは、年末年始の注目機種、保通協の新試験方式、管理遊技機の現況、の3つをテーマにそれぞれ30分程度、講演した。
年末年始の機種については認定が切れるパチスロ大型タイトルの後継機の動向に注目。機種名を出しつつも、保通協試験の適合率が低い状況の中で登場するかは流動的だとした。その適合率の改善に期待がかかる保通協の新試験方法については、現在システムの変更が行われていると述べ、「8、9月くらいの試験からその影響が出てくれば、年末にギリギリ間に合うのではないか」と予測した。管理遊技機とメダルレス遊技機の登場時期については、メダルレスが先行するのでは、との認識を示した。
一方、合同ミニ展示会には、グローリーナスカ、サン電子、JCMシステムズ、日本ゲームカード、マースエンジニアリングが出展した。
各社の主な出展製品は次の通り。
○グローリーナスカ
・紙幣整理機『UW-F4JP』
・CRユニット『JCT-500』
○サン電子
・全面液晶型呼出ランプ『PREVO』シリーズ
・腕時計型告知システム『S-CALL』
○JCMシステムズ
・液晶付ユニット『V-REX II』
・パーソナル分煙ボックス
○日本ゲームカード
・ICカードシステム『ジーウインズ』シリーズ
○マースエンジニアリング
・ユニット&コンピュータ『ユニコン』
・ウェアラブル端末『マーススマートウォッチ』