講義は3部構成で行われ、はじめに北野良副学長が「レイアウト理論学部」の講師として登壇。北野副学長は、バラエティコーナーの構築について、島端1台目から5台目までの配置に注目。奇数、偶数番台にこだわり、売上げに貢献する配置の手法や、あえて同一機種を離して設置する際のポイントなど、打ち手の心理をくすぐる配置方法を紹介した。
第2部は「業界動向学部」の講義として三木貴鎬学長が登壇し、好調の『Re:ゼロから始める異世界生活』(大都技研)、『パチスロディスクアップ』(サミー)の稼動状況や見通しを解説。『Re:ゼロ』が成功するか否かは、某機種がその店で受けているか否かによると分析。また、市場投入された6号機を振り返り、初週、翌週の稼動の落差をみて台の善し悪しを判断する手法を紹介。その線引きとなる数値を具体的に示した。またGW10連休で稼動アップを仕掛ける手法を細かくレクチャーした。
第3部の「機械対策学部」はRe.designの小野真二郎社長を講師に、新台、中古台選定の精度を上げるポイントを集中講義。昨年登場した253機種の新台のうち、230機種を評価したという小野社長は、新台の評価基準、見るべきポイントについて解説。多岐に渡る評価項目のうち、不動の3大重要項目があると述べ、その要素を伝授。萌え系機種の評価の善し悪しについても、ある項目を基準にすると見えるといった独自の方法を披露するなど有意義な講義となった。