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日遊協会員企業の12社16名が参加した人材育成フォーラム。
フォーラムでは、株式会社クオリティ・オブ・ライフの原正紀代表取締役が「ベテラン人材の活性化」をテーマに講演。少子高齢化が進み、若年層の獲得が難しくなる一方、定年後も労働意欲の高いシニア層が増えていることから、ベテラン人材が活躍できる組織づくりや活用の事例などを紹介した。
原代表は、ベテランを活用するポイントとして、能力や経験を十分に発揮させる職場や、各世代がバランスよく働ける組織づくりなどを強調。
一方で、ベテランの中には、会社に対し「ぶら下がり」意識のある人もいると指摘し、そうした課題に対応するためにも、人事制度や再雇用制度の見直し、キャリア研修やカウンセリングなどの実施、出向先の開拓などが必要だと述べた。
外部人材の活用では、自社には無いノウハウや情報を取り入れることができるとメリットを強調。参加者からも採用や経営戦略、新規事業、ITやマーケティングなどに精通した外部人材を起用したいとの意見が出された。
フォーラムではその他、株式会社アクティブアンドカンパニーの松本英人氏が、人事管理などに最先端テクノロジーを利用する「HR Tech」を紹介した。