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人命救助で表彰を受ける大平隼人主任(右)と吉田雅史さん(左)。
同店は3月5日、来店していた客が急に意識をなくして倒れたことから急いで119番通報。救急センターとのやり取りの最中、倒れた客の脈拍や呼吸が停止した状態になったため、救急隊員が店舗に到着するまで心臓マッサージによる救命救急処置を行った。客はその後、後遺症もなく日常生活に支障がない状態まで回復した。
こうした迅速かつ的確な救命救急処置の功労が認められ、救命にあたった大平隼人主任、吉田雅史さんの2名に感謝状が贈られた。
東吹田消防所長は「店で人が倒れたりした時、救命救急処置の速さが後遺症などを無くし、その人の今後の人生を左右する事になります。店で起こった場合、救命救急士が到着するまでどうしても3~5分かかってしまい、今回の様に店の方が救命救急処置を行って後遺症なく退院できたという事はあまり事例がない。今回の処置はとても素晴らしい事だと思っております。人の体を触るのには勇気が必要だったと思います。その中で胸部圧迫(心臓マッサージ)をして頂いた事が後遺症も残らず退院できたという事に繋がりました。是非この経験をみんなに広めていただきたい」と述べた。