総会ではまず来賓の大阪府警察本部生活安全部の森本敦司部長が挨拶。府下の犯罪情勢を報告したほか、大遊協が積極的に取組んでいる各種防犯活動、社会貢献活動に対し敬意を表した。さらに、パチンコ業界へのお願いとして「パチンコへの依存対策」、「児童の車内放置事案の未然防止」の2点についてより一層の推進を要請した。
これを受け、平川容志理事長は「先ほど森本部長様からいただいたご指導の中で特にパチンコへの依存対策については、私どもは最優先課題として位置づけて対応している。その一つの大きな柱として、昨年4月からアドバイザー制度を立ち上げ、目下府下1店舗3人以上のアドバイザー配置を目指しており、既に86%にあたる1,862名を配置し、依存予防対策を講じている。業界ならび組合が一丸となって全力を注いで必ずやご期待に沿えるよう努力してきたい」と述べた。
また、平川理事長は府下の犯罪情勢の話に触れ、「大遊協としては、本年も秋の全国地域安全運動にあわせて安全安心まちづくりキャンペーンの実施や、犯罪に対する防犯対策や注意喚起の配布グッズの寄贈、青色防犯パトロール車両の寄贈など、微力ながらも皆様の力になりたいと考えている」と述べた。
その他、総会では大阪府遊技業善意の箱事業会について、名称を大遊協社会貢献事業会に変更すること、社会福祉に貢献するため善意の箱による会員ホールの余り玉の寄託を受け原資としていたものを、会員ホールからの拠出資金を原資とすること、会計年度を11月1日から翌10月31日だったものを、4月1日から翌3月31日までに変更することなどを盛り込んだ規約の一部変更の件をはじめとした、上程された第4号議案までをすべて可決承認した。
議案審議後には善意の箱事業会における優秀店舗、優秀組合の表彰ならび、善意の箱事業功労者に対する大阪府知事および大阪知事の感謝状贈呈が行われた。