総会後の記者会見では、4月から申請が開始された6.0号機の試験状況が説明され、4月に40件、5月に36件が申請され、4型式に適合が出ていること、申請された計76型式のうちおおむね8割がAT・ART機を占めていることが報告された。
6.0号機の販売開始の時期について兼次筆頭副理事長は、「適合を取れたものを売ろうと思えば、8月のお盆商戦にいくつかのメーカーがのってくる可能性はなきにしもあらず。ただ通常は展示会など納品までたっぷり2ヶ月くらいの準備期間を置く。メーカー各社の販売戦略によるため、あくまで可能性として理解してもらいたい」と応じた。
日電協では6.0号機のAT・ARTの有利区間について今年1月末までに2,400枚に到達するか(MY2,400枚)、1,500Gを消化するか、どちらかに自主規制する方針を決めた。また2.0枚/G以下に抑えていた傾斜値の自主規制の撤廃にも踏み切った。しかし規則上に1,600G(4時間)出玉規制が追加されているためMYが現実的に何枚くらいに落ち着く見通しにあるかは見えていない。これについて岩堀技術委員長も、「そこはメーカー各社が創意工夫をしているところだが、実質何枚になるかは現段階ではまだ見えていない」(同)と答えた。