同案は全日遊連が新基準に該当しない回胴式遊技機のうち、「特に高い射幸性を有すると区分した遊技機」の今後の取扱いについて、平成31年1月31日までに設置台数の15%以下、平成32年1月31日までに設置台数の5%以下、平成33年1月31日までに0%、と設置比率の目標値を検討している。
全日遊連の試算では、高射幸性回胴式遊技機は3月6日時点で30万8,912台、設置比率は19.92%となっている。この試算値は高射幸性回胴式遊技機の検定有効期間の満了及び認定有効期間の満了による自然減での予測数値をもとに算出したもの。
阿部理事長は「4月から申請が始まる6.0号機が秋口から少しずつ出てくると思う。今までより傾斜値が高く、短時間遊技に合った機械が出てくると思うので、入替が進みある程度無理なくクリアできる数値ではないかと思う。その点をご理解いただければと思う」と説明した。
また、組合員からの「6号機が出てこなかった場合はどうするのか」という質問に対し阿部理事長は、「出てこなかった場合は先に進むことができないため、また皆で議論を進めていかなければいけない」と回答。「比率を守らないホールに対してのペナルティなどはどうするのか」の質問には「4月12日の業界6団体会議の場で目標値案を説明する予定のため、そこでペナルティなど業界としてどのように進めていくかを議論していきたい」と述べた。
目標値案は4月24日の全国理事会で協議される予定となっている。