自動車展示場→パチンコ店、反対署名8,339人

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 兵庫県西脇市和田町の住民らでつくる「和田町パチンコ店出店阻止委員会」が2月22日、和田町に開業予定のパチンコ店の出店中止を求める嘆願書と、市民8,339人の署名を西脇市の片山象三市長に提出した。2月23日付神戸新聞電子版が伝えた。

 同委員会の説明として神戸新聞が報道したところによると、開業が予定される土地は2015年に神戸市内の不動産会社が取得した。そして2017年5月に自動車展示場を建てる意向が地元に示されたが、同年11月になってパチンコ店への用途変更が伝えられたとしている。

 この土地は2012年に破綻した播州織の染色加工大手の工場跡地。一時は市役所新庁舎の移転先候補にもなった。同紙では「西脇市はことし1月、条例に基づいて業者側に用途変更の不同意の通知をしたが、法的拘束力はないという」と伝えている。

 西脇市内のパチンコ店は現在7店舗。和田町の依藤史典区長は同紙の取材に対し、「住民をだまし討ちするような形で、業者から詳しい説明がないまま計画が進んだ。せめて今後、類似の事案が起きないようにしてほしい」と唇をゆがめている。

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