集客や販促に直接結びつく「広告」とは異なり、「広報」は企業価値を高める上でこれからさらに必要性が高まる分野との観点から、フォーラムを通して広報の基本や他業種の実例などを学んでいくことが狙い。
当日は、日遊協会員企業から26社38名が出席。株式会社浅利演出事務所の広報担当、飛田紀久子氏による講演や、企業のイメージアップやCSR 、SNSの活用などをテーマにした出席者によるグループディスカッションなどが行われた。
講演した飛田氏は、ポーラ化粧品や劇団四季の広報、公益財団法人JKA(競輪・オートレース)参与などを歴任。これまでの経験をもとに、広告と広報の違いや広報担当者のやるべきことなどを解説した。飛田氏は広報担当者に共通する悩みとして、社内からの理解が得られにくい点を指摘。「広告と違って結果が数字に表れにくい」としながらも、劇団四季の広報時代には粘り強くメディアに企業活動を伝えていくことで次第に認知が高まっていったことを例に、「めげずに地道に誠実にやっていくことが大事」と広報担当者を励ました。また、企業幹部が広報活動に目を向けることも重要だと述べた。
フォーラムの出席企業は次の通り。
善都、NEXUS、プローバホールディングス、ABC、日拓ホーム、サンキュー、西の丸、マルハン、アサヒディード、フェイスグループ、ニラク、東和産業、ピーアークホールディングス、サミー、ニューギン販売、フィールズ、大商、大一販売、藤商事、北電子、西陣、メディアミックス、高尾、山佐、オーイズミ、ベストアンサー