先に行われた定例理事会では、正会員3社、賛助会員2社の新規入会申請を承認。その後、風営法施行規則等の改正、高射幸遊技機(回胴式)の設置状況などについての報告を行った。
近畿支部総会では、福井章支部長、庄司孝輝会長があいさつ。福井支部長は「私は35年にわたってパチンコ業界にいる。たくさんのお客様に来店していただき、楽しい業界だった。その後、大波がいろいろな面で押し寄せてきたが、それを乗り越えてきたのがこの業界だ。一昨年から来年以降も規則改正を含めて試練が続き、これからどうなるかという心配もあるが、潰れるような将来性のない業界ではない。この業界が今後大きく発展していくように期待したい」などと述べ、庄司会長は「ここ2年間、撤去の問題から最近の規則改正まで、その過程の中で依存症の問題が大きな位置を占めているが、社安研や厚労省の最近のデータなどを見ると、平成26年に発表された厚労省の数値から大きく違ってきていることがわかる。パチンコの遊技障害は8割方が自然回復しているというし、「障害」というよりもっと軽度ではないかという認識に今は立っている。ここ2年の規則改正までの経緯を踏まえて、総括するべきというのが日遊協としてのスタンスだ。2020年まで、どうやって遊技産業を安泰にしていくかはっきりさせる時期に来ている」とあいさつした。
その後、大阪府警察保安課の廣瀬敬治郎課長の講話、大久保正博副会長、内藤裕人遊技機委員長の両名による「最近の遊技動向について」の講演、フジオフードシステムの藤尾政弘代表取締役社長による秋季セミナーなどが行われた。