ユニバーサルエンターテインメントの創始者である岡田和生元会長が9月14日会見を行い、ユニバーサルEの筆頭株主で岡田家の資産管理会社となる岡田ホールディングスの代表に復帰する手続きを行ったことを正式に明らかにしたとロイターなどが報じた。
報道によると、岡田氏は今年5月の代表解任後に長女、裕実氏と再び交流を行い、話し合いののちに和解、裕実氏は岡田元会長の支持に回ったという。これにより岡田氏の保有する株式46.4%と裕実氏の持つ株式9.8%をあわせ過半数を確保することとなった。
このことを受け岡田HDは、今月のはじめに臨時株主総会を開催し、岡田氏の代表復帰を決め、香港の登記局に書類の提出を行った。
岡田氏は今後、岡田HD代表としてユニバーサルEに臨時株主総会の招集を要請、富士本淳社長をはじめとする現経営陣の解任や、中国への45億円の送金の真相などを解明する方針を示している。