ニラクは9月1日の防災の日の14:00より、全店舗及びビジネスセンターに勤務する全従業員1,420名を対象に、東京湾沖を震源とするM9.0の巨大地震が発生したことを想定した複合的な災害対策訓練を実施した。
同訓練では14:00の地震発生と同時に、全従業員に安否確認メールが自動配信され、各自安否報告を行うとともに、各従業員はあらかじめ決めておいた緊急時の連絡方法を用いて家族の安否確認を行ったのち、各店舗では、訓練参加者が避難経路を確認しながら最寄りの緊急避難所に避難した。
また、郡山の本部では、屋外への避難訓練実施後、事業継続計画(BCP)発動に基づいて災害対策本部が設置され、5つの災害対策班に分かれて巨大地震発生後3日までの初動対応の具体内容についてディスカッションを行った。
そのほか救護スペースを設けて、心肺蘇生トレーニングツール「あっぱくん」を使った救命訓練や負傷者を簡易担架で救護スペースに運ぶ救護訓練なども行った。
同社危機管理委員会の大石明徳取締役委員長は、同訓練の最後に「もし東日本大震災と同規模以上の災害が首都圏で発生した場合、その被害は想像できない程の甚大なものになると想定され、日頃より最悪の状況を想定した災害対策訓練を行い、常に被害を最小限に抑える準備をしなければならない」と総括した。