全商協の新会長に林和宏氏が就任

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新執行部の面々。中央左が林和宏新会長。

 全国遊技機商業協同組合連合会は6月13日、都内で第29回通常総会を開催した。

 冒頭挨拶した中村昌勇会長は今年4月より新たに運用が開始された「くぎ確認シート」による確認作業に関し、組合員の滞りない運用に謝意を示すとともに、中古機流通制度に関わる研修制度の拡充に向けた取り組みについて、「組合活動を通じて一人ひとりのスキルと知識向上を図ることは当連合会の責務。より一層充実させていく」と述べた。

 また、業界の最優先課題であるパチンコ・パチスロ依存症対策について、「一昨年8月にリカバリーサポート・ネットワーク支援室を開設し、電話相談における支援を行ってきた。最近では認知も広がり、相談件数も3倍近い伸びを示すようになった」と報告した。

 行政からは警察庁生活安全局保安課・小清水徹係長が小柳誠二課長の挨拶を代読。遊技機の不正改造事犯が後を絶たない状況の中、遊技機取扱主任者の技能向上を図るため同連合会が実施している遊技機を用いた実技講習会、RSN支援室の活動成果に敬意を表した。

 今期は任期満了に伴う役員改選が行われ、新会長に中部遊技機商業協同組合の林和宏理事長が就任した。林新会長は「皆様にサポートしていただきながら今まで同様、関係団体と良好な関係を築いていきたい。そして、新流通制度の点検確認等、深夜にわたっての確認作業が続く取扱主任者の労働環境も少しずつ改善していければ」と挨拶した。

 そのほか上程された議案も全て可決承認。事業報告では前期(2016年5月~2017年4月)のぱちんこ中古遊技機の変更承認申請書類の交付及び確認証紙発給枚数が62万5,340件(前年比100.9%)、102万1,535台(同93.8%)、認定申請に関する点検確認及び書類作成業務は6万1,431件(同287.7%)、17万2,146台(同290.8%)だったと報告された。

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