リサイクル協会への参加が30都府県方面遊協に

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 一般社団法人遊技機リサイクル協会の第11回定時社員総会が5月22日、都内ホテルで開催され、協会システムに参加する都府県方面遊協が30組合になったことが報告された。任期満了に伴う役員改選では小田精一代表理事を再選した。

 協会システムに新たに参加したのは、滋賀県遊協と奈良県遊協の2組合。滋賀県遊協は昨年11月に、奈良県遊協は今年4月に参加し、これで全国の参加都府県方面遊協は30組合となった。

 小田代表理事は「30組合の参加を一つの目標にやってきたが、ようやく達成した。全国51組合の参加になるよう、引き続き働き掛けていきたい」と述べた。

 平成28年度の新規参加メーカーはパチンコ2社、パチスロ4社となり、これで参加パチンコメーカーは計29社、パチスロメーカーは計9社となった。指定リサイクル業者には(株)中谷組(三重県)1社を新たに指定し、計16社となった。

 同年度中に回収・処理された台数(本体、盤、枠)は、パチンコ機15万4032台(前年比26.1%減)、パチスロ機5万5745台(同比12.9%減)。パチンコの処理台数は、検定機と性能が異なる可能性のあるパチンコ機の回収撤去でメーカーの下取りが多かったことなどが影響した。

 任期満了に伴う役員改選では小田代表理事を再任した。4期目となる小田代表理事は、「協会システムでは遊技機の解体等を通して障がい者の自立支援や高齢者雇用にも貢献している。そうした取組みを多くの方に理解してもらいたい」と述べた。

 協会のリサイクルシステムは、メーカーが下取りする遊技機とは別に、ホール店舗から廃棄された遊技機を回収し、指定リサイクル業者が適正に解体、リサイクルするシステム。リサイクル料金は参加メーカーが負担するため、ホールは排出台の処理費用がかからない。また、遊技機の解体・分解等の作業は障がい者施設などに依頼しており、社会貢献の一環を担っている。

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