ゴト対策、遊技機動向などをテーマにセミナー

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 東京都遊技業協同組合青年部会は12月7日、都内で「フォーラム110」を開催し、ゴト対策、依存問題、最新の遊技機動向をテーマにセミナーを行った。

 ゴト対策に関するセミナーでは、セキュリティ会社・ワークスの福士広樹プレイングマネージャーが、最近のパチスロを狙ったゴト手口や糸付き玉などのアナログ的なパチンコへの不正行為、玉やメダルの持込み行為などの事例を報告。各種対策方法を紹介した上で、「ゴトの発見の9割は現場のスタッフによるもの。ゴトを防ぐにはスタッフとの関係も大事。スタッフが異変や違和感を感じたら上長に報告しやすい体制を構築してほしい」などと助言した。

 依存問題に関するセミナーでは、ギャンブル依存者の回復支援を行う認定NPO法人ワンデーポート(横浜市)の中村努施設長が、施設の概要や現在の活動内容などを説明。また、施設を卒業した男性も出席し、入所時のプログラムや現在の生活状況などを語った。

 中村施設長はギャンブル依存をすべて病気として一括りにする現在の風潮に対して疑問を呈し、「ギャンブルをやったから問題が起きているのではなく、ギャンブルをやる前にいろいろな問題があることが見えてきた。ギャンブルをやる前からお金を上手く使えないとか、人間関係が上手くできないとか、つまずきがあることがわかった。ギャンブルをやる前から問題があり、そこと向き合うことが重要だと思う」などと述べた。

 最新の遊技機動向については、パチンコビレッジの村岡裕之代表が講演。2016年のパチンコの総販売台数については昨年比16.2%減少の約166万台と推計。パチスロの販売台数は約80万台となり、パチンコよりも大幅ダウンとなったと説明した。

 また、来年4月までの遊技機動向として、パチンコは来年4月以降にビッグタイトルが集中し、パチスロは2月までにビッグタイトルが集中するなどと予測した。

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