山梨県遊技業協同組合は6月2日、甲府市内のホテルで平成28年度通常総会を開催した。
総会に先立って、駐車場巡回により子どもの車内放置を未然に防いだ、ABC甲斐敷島店、マルハン石和店に全日遊連理事長からの感謝状伝達および山梨県遊協理事長からの表彰を実施。総会の冒頭では山梨県防犯協会をはじめとする5団体に対し寄付金を贈呈した。
西村成龍理事長は挨拶で駐車場での事故防止に触れ、「安全な遊技環境を提供するために継続してきた地道に活動が実を結んだ結果。こうした社会貢献活動はファンから信頼を得るための重要な施策」と述べるとともに、大手自動車メーカーのデータ偽装問題を引き合いに、「我々はファンの信頼の上に成り立っており、ファンへの裏切り行為は業界の衰退に直結すると再認識した」と話し、これに合わせ「今後遊技機の入替等に多額な費用がかかるが、ファンから信頼を得るための投資と前向きに捉え、粛々と進めたいと考えている」などと述べた。
行政からは山梨県警察本部の生活安全部担当官に加え、組織犯罪対策課の担当者も挨拶。県内の暴力団情勢を報告するとともに、8月から県暴排条例が改正されるのを踏まえ、「反社会的勢力への警戒を怠らないでほしい」と注意喚起した。