退任した金本氏は、とくに検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の回収・撤去問題について、「いつの間にか違法機という言葉が飛び交って一人歩きをしている」と強い違和感を滲ませた。また回収協力を要請するメーカー側の条件提示に対し依然としてホール側は隔たりを感じているとの認識を示しつつ、「タイムリミットは刻々と迫っている。新体制のもとこの難局を乗り切ってもらいたい」と語った。金本氏は13年の長期にわたり理事長を務めた。
新理事長に就任した平岡氏は、組合員への約束として、「情報を早く正確に伝えること」「組合員の意見に傾聴をすること」「福岡県の考えを全日遊連の中でしっかり伝えること」の3つを掲げ、今後の組合運営に協力を求めた。
【福岡県遊協新執行部】
理事長/平岡聖教(昇格)
副理事長/渡邊清久(留任)
副理事長/宮本敏憲(留任)
副理事長/田中徳一(新任)
副理事長/金海基浩(新任)
会計理事/庄野崎哲彦(留任)
青年部会長/新冨雅哉(新任)
※金本氏は全日遊連の機械対策委員長。このため正式な退任は全日遊連の通常総会が行われる6月24日となる。
一方、行政講話を行った福岡県警察本部生活保安課の沖則行課長補佐は、(1)射幸性の抑制、(2)賞品買取行為の絶無、(3)適切な賞品提供(賞品値上げを決めた組合決議の遵守)、(4)適切な広告宣伝、(5)検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の回収協力(撤去)を要請した。