参加人口は横ばいも、ポテンシャルが低下

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 グローバルアミューズメントは4月22日、3万人を対象に調査した「パチンコ・パチスロ参加人口調査2016年版」の調査結果を業界メディアに発表した。

 同調査における参加人口の定義は「3ヶ月に1回以上打つユーザー」。これに加え、頻度はそれ以下だが1年に1回程度は打つユーザーを「ご無沙汰ユーザー」、過去に遊技経験があり、機会があればまた遊技したいと答えた層を「休眠層」と定義。これらを含めた人口を「遊技ポテンシャル」と呼んでいる。

 調査はパチンコ・パチスロ別に行っており、2016年3月の調査時点で、参加人口はパチンコが981.1万人(前年比10万人減)、パチスロ709.6万人(同0.9万人減)、パチンコ・パチスロユーザーそれぞれの重複率(両方打つか否か)を考慮した全体の参加人口は、1035.4万人(同10万人減)と算出された。

 参加人口はパチンコが微減、パチスロがほぼ横ばい、全体的に見てもほぼ横ばいとなった。ただし、ご無沙汰ユーザーおよび休眠層の減少率が参加人口の減少率を大きく超えており、「パチンコ・パチンコから遠ざかった人の更なるパチンコ・パチスロ離れ」が顕著に表れている。

 これに対し調査結果を発表したグローバルアミューズメントの青山真将樹代表は、「打たない期間が長くなるほど、興味を失っていく。長期間離れられないための施策が参加人口減少の食い止めには欠かせない」と危機感を強調。

「現役層の欲求は高射幸性を向くように見えるが、ファンが離れていく大きな要因は金銭的な問題。だから現在の射幸性抑制の流れは、大局的には間違っていないはずだ。イメージ的には315分の1の機械が主流だった頃のバランスがいい」などと状況を分析した。

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