自然冷媒「N-10」活用のビジネスモデル像を講演

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セミナーの模様。

 パチンコホールのセキュリティコンサルティングを広く展開するA・P総研のグループ会社で、自然冷媒ガス「N-10」を扱う株式会社REIは3月24日、都内で無料セミナーを開催した。講師は同社の中野耕平代表取締役と長口泰宏氏が務めた。

 中野氏は同社が扱う自然冷媒ガス「N-10」の特長として、「地球環境に優しく、温暖化対策にも寄与すること」、「大きな電気代削減が見込めること」の2点を挙げた。

 中野氏は「エアコン、冷蔵庫、自動販売機などに広く使用されている冷媒ガスにはフロンが含まれており、このフロンがオゾン層を破壊し地球温暖化を加速させている。その抑止のため現在ではオゾン層破壊計数ODPが極めて低い代替フロンが主流となっている。しかし、代替フロンは温室効果が悪化する結果が出ており、その状況を打破するため自然冷媒ガス『N-10』を開発した。『N-10』はノンフロンガスのため、オゾン層の破壊や温室効果が低く、これから先主流になっていくだろう」と述べた。

 さらに電気代削減にも大きな効果があり、「実際に『N-10』を導入したホールでは40%の削減効果が実証されている」と高い省エネ効果をアピールした。

 セミナー後半では長口泰宏氏が昨年4月に施行された「フロン排出抑制法」の概要を説明。同法では業務用エアコンの「簡易・定期点検」、「フロン漏えい時の報告」が義務化され、点検による労力、費用、点検を実施した旨を記載する台帳作成等のランニングコストがかかることとなった。これに対し長口氏は、自然冷媒「N-10」はノンフロンガスのため、同法の規制対象外であることを示したうえ「環境にも良く、規制の対象にならないことに加えランニングコストが不要となる。フロン排出抑制法改正は、自然冷媒を用いたビジネスモデル最大のメリット」と強くアピールした。

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