運送の過程も安心安全に、遊運連が研修会

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東京会場の研修会には約120名が出席した。

 遊技機運送事業協同組合連合会(栗原真会長)は3月15日、都内で「セキュリティ研修会」を開催した。4月から始まる「製造業者遊技機流通健全化要綱」、及び「遊技機製造業者の業務委託に関する規程」の運用を前に、日工組と日電協から講師を招き、同要綱や委託規程の中に記載される運送事業に関する条項等について組合員の理解を図った。

 同研修会は2月25日の名古屋会場を皮切りに大阪、福岡でも開催されており、今回は約120名の組合員が参加した。

 研修会にあたり栗原会長は、4月から実施される遊技機の流通健全化に向けた取組みに触れ、「運送についても業者の取扱い、セキュリティについて厳格な運用が求められる」と述べ、組合員に適切な運用を呼びかけた。

 研修会では日工組・日電協の担当者が、今回の要綱等を策定した経緯をはじめ、運送業務や業務委託等の内容、遊技機運送管理票の変更点などを解説し、協力を求めた。

 一方、研修会後には遊技機運送事業協同組合連合会の設立記念式典が開催され、警察庁保安課の大野敦係長をはじめ、日工組、日電協、日遊協、全日遊連、全商協、回胴遊商の各代表者らが来賓として参席した。

 同連合会は、遊技機運送事業協同組合、中部遊技機輸送事業協同組合、近畿遊技機輸送事業協同組合、九州遊技機運送事業協同組合の全国4エリアの組合により構成され、遊技機流通の健全化に寄与するために昨年12月17日に発足された。

 来賓挨拶で警察庁の大野係長は、「遊技機の運送中に不正部品が取り付けられる事案が発生したこともあり、遊技機流通におけるセキュリティの確保は喫緊の課題でした。このような状況の中、地区毎の組合が遊技機の運送に関するセキュリティ向上を目的として、遊技機運送事業連絡協議会を設立し、度重なる協議の結果、よりセキュリティを高め、安全・安心な輸送サービスを提供するため、連合会が設立されたことは私どもにとっても大変心強く思います」との同課小柳課長の祝辞を代読し、連合会の発足を祝した。

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