銚子に「パールショップ ともえ 仲ノ町駅」誕生

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発表会後は銚子電鉄・竹本代表取締役と協賛企業などで記念撮影。(写真右端、カクタの野田営業管理部長)

 《パールショップともえ》の屋号で店舗展開するカクタは、千葉県のローカル鉄道「銚子電鉄」が実施していた駅名愛称の権利を販売する「銚子鉄道駅名愛称ネーミングライツ」プロジェクトに協賛。同鉄道の「仲ノ町駅」の愛称の権利を年間100万円で購入し、「パールショップともえ 仲ノ町駅」と命名した。

 同プロジェクトは、駅舎や車両など鉄道資産の維持に係る費用を賄い、今後の安全かつ安定的な輸送に資することを目的に銚子電鉄が企画。今回、カクタを含めた6企業が協賛し募集をかけた全9駅の内7駅の駅名愛称の権利が売れた。

 12月1日に銚子市の犬吠埼ホテルで「銚子電鉄ネーミングライツ駅名愛称発表会」が開かれ、各企業から駅名愛称が発表。その後、電車で各駅を回り、駅名愛称が記された駅舎看板のお披露目会が設けられた。

 発表会の冒頭で登壇した銚子電鉄の竹本勝紀代表取締役は「当社は開業90年以上の老舗のローカル鉄道です。かつては100万人以上の利用客数がありましたが次第に利用客数は減少していき、東日本大震災以降は福島第一原発事故の風評被害により観光客も激減、それを受けて当社の鉄道収入も激減する事態に陥っています。赤字事業の縮小、撤退というのは企業経営の鉄則ですが鉄道事業はそういうわけにはいきません。今なお多くの学生が銚子電鉄を利用され、高齢者の方々の“足”としても活躍しています。今回協賛して頂き、当社を応援するという思いを強く感じています」と挨拶。

 一方、カクタを代表して出席した営業管理部の野田富士男部長は「地元に密着したサービスや他社とは違うイベントを積極的に仕掛ける姿勢は、当社の創業以来の理念である『地域貢献』『創造と挑戦』に通じるものがありました」と協賛への経緯を語ったのち、「ローカル鉄道は他の交通手段には無いロマンがあります。これからも、地元の皆さんの大切な“足”として、銚子観光のシンボルとして守り続けてください」とエールを送った。

 なお、今回付けられた駅名愛称は新設の駅名駅舎看板に記される他、車内案内放送や車内案内表示、時刻表にも使用される。

  • 「パールショップともえ 仲ノ町駅」駅舎看板前で写真撮影に応じる銚子電鉄の竹本代表取締役。

    「パールショップともえ 仲ノ町駅」駅舎看板前で写真撮影に応じる銚子電鉄の竹本代表取締役。

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