第1部は全遊振の三井慶満会長が担当。“遊技機撤去問題”について現段階では不透明な部分が多すぎるとし、あらゆる状況を想定した準備が必要になると主張。「機械の撤去は企業の予算に関わってくる問題なので財務体質を見直さないといけない。それと、今後遊技機の出玉性能は落ちていき、現在人気の機械が撤去リストに上がった場合、遊技機を軸にした集客が出来なくなる。そうすると店舗の接客のレベルを上げるか、店舗の品質を上げるなど、遊技機以外の部分で顧客にアピールしないといけない。他店とは異なる営業も必要になる」と述べ、今後のホール営業についてアドバイスを贈った。
その後第2部では「本気で販促!~勢い・雰囲気広告からの脱却!~」と題してアールプロモーションの石橋龍馬代表取締役が効果的な店内・店外販促や情報発信について講話した他、第3部ではS・K・Pの高橋正人代表取締役が普通機の活用法を提言した。
高橋代表取締役は、当日会場に参考展示された『CRA-gon 昭和物語』(A-gon)と『CRAコスモアタック7』(愛喜)を前に売上貢献、粗利貢献、稼働貢献、集客貢献、C/P(コストパフォーマンス)貢献の観点から両機の導入価値を検証。「売上と粗利への貢献は皆無に等しいが、稼働貢献は運用次第では考慮する余地はある。C/P貢献は代替機種が無いことから導入から3年間の入替が発生しないため良い」と評価し、その後は「出玉率は100%以上。打てば必ず玉が減る状態で、普通機を打つ客は皆無だ」などと普通機の運用法についてレクチャーした。