神奈川福祉事業協会は4月28日、組合会館において県内の福祉施設13団体に対し、計13台の福祉車両の贈呈式を行った。
伊坂重憲会長(神奈川県遊技場協同組合理事長)は贈呈式の席上「福祉事業協会は社会貢献を行う団体として設立され30周年を迎えた。設立当時は暗中模索の中でスタートしたと聞いているが、これまでボリショイサーカス招待事業を31回行い、招待した子供達は延べ6万人を超えようとしている。また大相撲招待は27年間、車いす空の旅は20年間継続して行っている。福祉車両の贈呈も設立以来続けており、一般公募方式としては今回が7回目。30年間に及ぶ社会貢献の灯火を消さぬよう、福祉事業を継続していきたい」と挨拶。
これを受け神奈川共同募金会の佐藤忠次副会長が祝辞を述べたほか、受贈団体代表として社会福祉法人・久良岐母子福祉会の長井晶子理事長が謝辞を述べ、社会福祉法人・母子育成会の深瀬亮一理事長は伊坂理事長に感謝状を贈呈した。
神奈川福祉事業協会は神奈川県遊協が昭和60年に設立し、福祉寄付事業と福祉事業の2本柱による活動を展開している。福祉車両の贈呈は昭和60年の設立以来続けられており、今回の贈呈で累計242台、助成総額は7億4千万円を超えた。