今回は今後登場が予定されている機種について、来場者によるリアルタイムアンケートと、パネリストによる生レビューの両面でその動向を探った。レビューに臨んだパネリストは矢野経済研究所から石野晃氏、椎谷則映氏の両研究員、船井総合研究所から岡田龍也氏、平野孝氏の両コンサルタント、ファン雑誌ライターの塾長氏、マリブ鈴木氏、ピーマップスから本田正豪専務の計7名。
第1部の生レビューでは、パネリスト各氏がそれぞれの視点でスペックや演出、販売予想台数などから今後登場予定の機種を評価。また、会場でリアルタイムアンケートを行い、機械代償却優先、長期稼働優先など、ホール側の機種に対する感触も探った。
続く第2部では、各パネリストがパチンコ・パチスロの稼働状況から見た今年前半の営業戦略に言及。
パチンコではMAX中心であることは揺るぎないものの、「牙狼FINAL」「ルパン7」2機種に絞られていた昨年と違い、今年は複数の機種のバランスを見ることが求められると指摘されたほか、大量設置が予想される大型タイトルの予定が見えない4月以降は、業績を下げないための営業が求められるとの声もあった。
また、パチスロについては「方向転換が必要」との声で一致。市場評価の高い中古機の導入や、試験方法変更後の高純増AT機の動向がトピックとして上がるが、一方でホールが取り組むべき課題として「販促の重要性」を再認識すべきという意見も挙がった。