自然塾では、間伐体験や自然観察、ドングリや竹ひご等を使った工作、丸太切り体験、チェーンソーによる彫刻実演などを実施。
間伐体験では、森林サポータークラブの関係者に木の重心の見方やノコギリの入れ方などの助言を受けながら、細い広葉樹を親子で力を合わせて伐採した。倒した木は1.5メートルの長さに切りそろえ、井桁に組んで中に葉っぱなどを詰め、カブトムシの産卵用の堆肥留めを作るなど、都会では体験できない森づくりの作業を手伝った。
また直径30センチほどの檜の丸太切りでは、苦労して切り落とした檜から立ちのぼる香りに参加者が「お風呂に入れて檜風呂を楽しみたい」と笑顔をみせた。
「共生の森」は、子供たちに自然の大切さを知ってもらうための里山造成事業で、日遊協の20周年記念事業として開始。2008年11月から4年間、ヤマザクラやヤマツツジ、エノキなど約1000本を植林し、その後、間伐・下草刈りなどの手入れを随時続けている。
「子ども自然塾」は、その共生の森を舞台に様々な自然体験を子供たちに提供するもの。今回は12年10月以来2回目の開催となった。