10月11日から20日まで「秋の全国地域安全運動」が実施されるのを受けて、東京都遊技場組合連合会の第二ブロック協議会と第三ブロック協議会は10月6日、合同で「地域安全協議会」を開催。組合員の地域安全意識の高揚と暴排、遵法営業の徹底を確認した。
開会にあたり第三ブロック協議会の李成基会長は「10月11日から全国地域安全運動が行われるが、これを力強く進めてもらいたい」と挨拶。第二ブロック協議会の濱田豊和会長は、10年前に振り込め詐欺の被害に遭う寸前までいった経験を踏まえて「私たちが地域安全運動でするべきことは、こうした事件が人ごとではないことを一人でも多くの方に伝えていくこと」と組合員に呼びかけた。
また、警視庁田園調布警察署生活安全課の齋藤一宣課長による講話では、①危険ドラッグの撲滅、②暴力団の排除、③遵法営業の徹底、の3点に言及。特に話題となっている①については「危険ドラッグによる犯罪が多発したことで社会問題となっており、(売上げは)暴力団の資金源にもなっている。幻覚症状で殺人を犯すなど人の生命に直結する凶悪犯罪につながるため、これを官民一体となって撲滅する必要がある」と述べ、地域でも危険ドラッグを排除する機運を高めてほしいと要請した。
協議会後には、田園調布遊技場組合が防犯協力金として10万円、世田谷遊技場組合が防犯パトロールに使用するビブス(10万円相当)をそれぞれの地区防犯協会に贈呈した。