開会にあたり挨拶した同社の古宮重雄会長は、「ちょうど40年前の今日、昭和49年(1974年)9月13日に、電子機器の企画開発を目的に弊社は創立しました。当時は現相談役の松波廣和社長のもと、わたしも含めて4人。小さな事務所でのスタートでした」と感慨を込めて語った。
また40年の歩みの中から、とくに昭和55年(1980年)のパチンコ業界への進出と、平成11年(1999年)のプリペイドカード事業への参入に触れ、「当時の景品交換業務はまったくの手作業。そこに弊社が開発した景品管理システムならびに管理POS等によるいち早いシステム化が市場に受け入れられました」と振り返るとともに、プリペイドカード市場参入が今日の礎を築く大きな弾みになったとの認識を示した上で、「これもひとえに本日ご臨席頂いているお客様のご支援の賜物です。企業の使命はゴーイング・コンサーン(企業の継続)にあります。次の新しい時代は新しい世代がしっかりと切り開いてくれると信じます」と結んだ。
続いて謝辞を述べた松波明宏社長は、創業当時、自身はまだ9歳だったこと、しかし現在では入社20年を迎え、10年前の創立30周年を機に社長に就任したこと等を改めて報告。「社とともに歩んだわたしの歴史はまだ浅いのですが、幸いにして開発型企業の名に恥じない『パーソナルPCシステム』や『Air紙幣搬送システム』など数々の製品があります。こうした製品群とともに、わたし自身も今後歴史をつくれるように、そして会社の成長に寄与できるようにかんばります」と熱意を伝えた。