今回のコンクールは、昨年11月から今年2月28日まで作品を募集し、エッセー部門436点、絵手紙部門250点の合計686点が寄せられた。各部門で最優秀賞1名、優秀賞2名、佳作10名を選定した。
エッセー部門で最優秀賞を受賞した鈴木秋乃さんの作品は、東日本大震災から1週間後に兄とパチンコ店に出かけた時の想いをつづったもの。
表彰式で鈴木さんは、「私達は震災に遭い、日常という日々を失いました。その中で、私は兄と一緒にパチンコを打ちました。その時の安心感、嬉しさといったら、胸に込み上げてくるものがあったと記憶しております。あの時、ホールに詰めかけていた、たくさんのお客様もきっと同じ気持ちだったと思います。あの時の想いを胸にずっとパチンコを打っていきたいと思います」と語った。
絵手紙部門の最優秀賞・松井美晴さんの作品タイトルは、『パチンコで当たった日 我が家に一品おかずが増える日 それはとってもステキな日』。
松井さんは「パチンコはまだ数えるほどしか打ったことがありませんが、これを機に楽しく打てたらと思います」と述べた。
鈴木さんには賞品として旅行券30万円分、松井さんには旅行券15万円分が贈られた。