5月23日の全国理事会で全日遊連は7項目からなる条件案を提示した模様。今後は傘下県遊協から意見を求め、7月までに決議を取りつけたい方針だ。
消息筋によると焦点となるのはECO遊技機の専用ユニット(ECOユニット)の価格と、枠の扱い。
ゴト等の不正遊技を防止するセキュリティ強化を目指すECO遊技機では遊技機本体とユニット間に双方向通信を行なうため現行のCRユニットに代わる専用のECOユニットの導入を想定している。ECOユニットの価格については15万円以内とする方向性がすでに提示されているが、全日遊連では現行CRユニットの低価格での改造で活用できること、それが不可能な場合にはECOユニットに一段の低価格化を求めていくとみられる。
またECO遊技機ではコスト低減を図るためメーカー各社のゲージ盤が収まる共通枠(スタンダード枠)が採用される見通しだが、スタンダード枠とは別に前飾りが各社で異なるオリジナル枠も併用されるため全日遊連では、スタンダードかオリジナルかはあくまでホール側の選択であることを求めると同時に、ECO遊技機にはスタンダード枠を含めた型式取得を同意条件として日工組に提示していく模様だ。