2月10日に都内で行われた(財)省エネルギーセンター主催の『平成20年度 省エネルギー優秀事例全国大会』で、大手パーラーのマルハンが「(財)省エネルギーセンター会長賞」を受賞した。
マルハンでは昨年4月以降、省エネモデル店として4店舗を選定、消費電力状況を監視する装置を導入し、「電力の見える化」に努め、ムダな電力の削減に取り組んでいたが、今回は、4店舗のうち、とくに《八千代店》(千葉県八千代市)の成果が高く評価された。ほか3つのモデル店は《都筑店》(神奈川県横浜市)、《仙台泉店》(宮城県仙台市)、《つくば店》(茨城県つくば市)。
モデル店の省エネ対策は、「空調」「照明」「その他電源など」の3つの分野の節電が柱。店内の実際の温度に基づく空調の設定運用や照明タイマーの効率的運用を推進するとともに、店舗内の動力設備や遊技台の電源についても営業中及び必要な時以外はOFFとすることを徹底した。
モデル店4店舗の削減目標は10?15%の範囲でそれぞれに定めていたが、マルハンによると、《八千代店》は実施から3ヶ月が経過した昨年6月までに、すでに月平均で16.4%の削減を達成。同店に設定された12%削減の目標を大きく上回っていた。
マルハンではこの省エネ対策を今年4月からチェーン全店舗(242店舗/2月13日現在)で実施する構えを見せている。