周辺機器大手のマースエンジニアリングのグループ企業、マーステクノサイエンスが9月10日から12日まで東京ビッグサイト(東京・有明)で開かれた第10回自動認識総合展に出展した。
参考出展ながら注目されたのは、ポイント商品の受発注手続きをシステム化したポイント情報端末機器。
ポイント商品は、来店ポイントなど貯まったポイントを商品と交換できるサービス。同社のポイントサービスでは、会員ファンに対してパチンコパーラーに成り代わって同社がポイント商品を提供する仕組みとなっているが、ポイント商品の受発注は現在、会員ファンが記入した発注書をパーラーがマーステクノ社にファックスするなどの手続きで進められている。
今回のポイント情報端末機器ではこの一連の手続きを合理化し、会員ファンが直接、会員カードをカード読み取り機にかざし、個人認証を済ませた後は、15インチ液晶画面をタッチパネル方式で操作、希望商品の選択や送付先などを入力し、その入力情報をマーステクノ社に送信できる仕組みだ。年内の市場投入を目指している。なおマーステクノ社ではこのポイント商品の受発注管理のほかに「貯玉の第三者管理」も行っている。
自動認識総合展は最新のあらゆる自動認識機器を一堂に集めた総合展示会。マーステクノ社でもパチンコ以外の他分野に提案する新製品を出展していた。