業界筋の情報として伝えられるところによると、先の爆裂パチスロ機の問題や規則改正など、ここ数年来の重要案件をめぐって、行政側担当官として中心的な役割を果たしてきた警察庁生活環境課の若田英課長補佐が、この8月一杯で異動する模様だ。異動先は不明。
7月1日の新規則施行を受け、「改正中古遊技機流通健全化要綱」ならびに「同実施要領」の策定や、旧要件CR機と今後発売予定の新ユニットの接続問題など、施行後に持ち越された新規則絡みの重要案件がいくつか残されているが、このため業界内には、これら案件に若田氏在任中に道筋をつけてほしいとする焦燥感が漂いはじめている気配だ。
改正要綱ならびに同実施要領は、中古機流通に必要な申請添付書類の作成者として、販社所属の遊技機取扱主任者とパーラー側の法定管理者で、同じく遊技機取扱主任者の有資格者が今回の新規則で認められたことを受けたもの。新ユニットの接続問題は、ユニットとの一体型式が原則だった旧要件CR機に、一体型式として申請できなかった新ユニットをどうつなげるかという案件。行政側はこれまでユニット単独の検査を保通協で実施、その検査方法やインターフェイスの統一について、なお検討中という状況が続いている。