(株)マースエンジニアリングは12月18日、新CRユニット『K1?FB(フラットビルバリ』を開発、発売することを発表した。
マースは平成11年9月に磁気カードを採用したK?1システムを発売、続いて昨年3月には非接触IC技術を採用したサイクルICカードシステム、そしてサイクルコインシステムと次々と新製品を発表してきた。昨年11月までに導入実績780店舗に達し、平成14年の毎月のプリペイドシステム導入実績ではトップとなっている。
今回出された新製品の最大の特徴は、同社製品にこれまでなかったユニットへのダイレクト入金機能を付加した4金種対応フラットビルバリ(2000円札可能)を内蔵したICカードユニットで、紙幣搬送装置とリンクして紙幣を自動回収する。また貯玉・再プレイ機能を含む景品管理システムなど一連のパーラーシステムが1枚のICカードで活用可能なことなどを挙げている。販売価格はICユニット『K1?FB(フラットビルバリ)』が15万円、ICカード専用玉貸機やICカード専用台間メダルサンドも15万円で販売する。
同社・古宮重雄社長は「当社の開発精神はお客様本位の価値あるシステムを提供すること。方向転換というよりも、市場のニーズに応えるために開発を行った」と述べた。