ダイナム、シンジケートローンで130億円調達

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 業界最大手のダイナム(東京都荒川区/佐藤公平社長)では8月30日、みずほ銀行をアレンジャー、三井住友銀行をコ・アレンジャーとする6つの銀行団との間で、5年間を契約期間とし無担保・無保証という融資形態(タームローン)のシンジケートローンに調印したと発表した。今回のシンジケートローンの参加銀行は、みずほ銀行、三井住友銀行、UFJ銀行、あさひ銀行、中央三井信託銀行、信金中央金庫の6行で、融資金額は130億円となっている。

 同社は昨年度上期、パチンコ業界としては初めて、シンジケートローン(第一勧業銀行をアレンジャーとする7行による協調融資)により50億円の調達を行い、続く下期にも新たに55億円のシンジケートローン(第一勧業銀行、三井住友銀行をアレンジャーとする6行による協調融資)による調整を行ってきた。この2件の資金調達により、年度の出店計画に基づく出店資金の機動的な調達が可能となる年度資金を導入し、24店舗の新規出店を実現している。

 今回のシンジケートローン調印による効果として同社では「昨年度の実績により、大型の資金調達を一括して行うことが可能となり、より一層、事務負担を軽減し効率化の観点からも優位性が高くなる。今後加速していく大量出店計画に基づく出店資金の調達を、より機動的に行う事が可能になった」としている。

 なお、同社では今期(2003年3月期)、すでに出店した4店舗とあわせて、計32店舗の新規出店を予定しているほか、当面目標の200店舗体制を2004年度中頃には達成する予定となっている。

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